バスク地方の伝統菓子をアレンジ。栗が贅沢に詰まった黄金の焼き菓子「バスコ・ドラド」/スイーツのプロのおすすめの焼菓子vol.11

バスコ・ドラド 中身
磯崎舞
(スイーツプロデューサー)
乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、フォトグラファー、百貨店の催事を企画する“スイーツプロデューサー”として、スイーツの新たな魅力を引き出し広めている。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える存在の焼き菓子に着目。焼き菓子好きのサークル、焼き菓子の輪をInstagramで展開。

毎年秋になると栗を使ったスイーツを楽しみにしている方も多いと思います。栗本来の甘さやホクホクした食感は幸せそのもの!定番のモンブランや栗羊羮などはもちろん、ヨーロッパの伝統菓子をアレンジした珍しい栗の焼き菓子はいかがでしょうか。

美味しさだけではなく見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第11回目は、PATISSERIE LIVRAISON(パティスリーリブレゾン)の「バスコ・ドラド」を紹介します。2019年4月にオープンしたばかりの新店で、今後ますます人気が高まっていきそうな注目のパティスリーです!

伝統菓子に栗を掛け合わせ、さらにリッチな味に

あまり聞きなれない言葉の響きが印象に残る「バスコ・ドラド」。スペイン語で“黄金のバスク”という意味をもちます。バスクとは、フランスとスペインにまたがるバスク地方の伝統菓子であるガトーバスクのこと。分厚いクッキー生地にバスク地方名産のダークチェリーを入れて焼き上げ、17世紀頃より時代を超えて愛されている焼菓子です。

バスコ・ドラド

「パティスリーリブレゾン」では更なるアレンジを加え、中にダークチェリーではなくマロンを入れています。

バスコ・ドラド

使用するマロンの種類は、スペイン産ガリシア地方ロンガル種のマロン。甘味と旨味がしっかりとしているのが特徴で、その風味を引き出すために独自の栗専用焙煎機械で焙煎して、加工しています。栗の香りが最大限引き立つようにラム酒を入れる量は加減をし、栗の香りが飛ばないように生地の焼き上げにも細心の注意が払われています。

香ばしく黄金色に焼けたクッキー生地の中にマロンペーストがたっぷりと詰められていて、まさに“黄金のバスク”。ひと口食べると、生地がさっくりしっとりと崩れ、栗の甘味が口いっぱいに広がります。

モダン柄のセンスあるパッケージデザイン

「バスコ・ドラド」のパッケージデザインは、使用しているマロンの産地と同じスペインからヒントを得たもの。アンダルシア地方の都市・グラナダの工芸品である寄木細工をイメージしています。

バスコ・ドラド パッケージ

スッキリとした白色をベースに、カラフルな幾何学模様が連なった柄を配したデザインは印象的。性別問わずどなたにも差し上げることができます。

素材にこだわるプロが手がける「パティスリーリブレゾン」

「パティスリーリブレゾン」を運営するのは、「株式会社うめはら」。「素材の良さを活かした商品作り」を信念に、果実の砂糖漬けなどを製造・販売する、1955年に創業したメーカーです。「商品を企業に提案するだけでなく、直接召し上がっていただく機会を作りたい」という思いから、2019年4月に国分寺駅から徒歩2分の場所に「パティスリーリブレゾン」を開業しました。「パティスリーリブレゾン」でもその信念を大切にしたスイーツ作りをしています。

パティスリーリブレゾン 外観

店内は木目を基調にし、初めて訪れた人でもホッとしてしまうような温かみのある雰囲気。ショートケーキやプリンなど定番のスイーツはもちろん、オペラやシャルロットなどヨーロッパの伝統菓子も作っていて、そのキラリと光る個性に多くの人が惹きつけられています。

パティスリーリブレゾン 店内

店名の「リブレゾン」はフランス語で「届ける」という意味。大切な人に贈りたくなるお菓子を提供していきたいという願いが込められています。その想いが色濃く表れているのが、今回紹介した「バスコ・ドラド」。今や店で一番人気となり、看板商品とも言える商品です。

「バスコ・ドラド」のような趣向を凝らした栗の焼き菓子を贈ったら、「こんなの初めて!」と相手に喜ばれるでしょう。栗好きな方の贈り物や手土産としても、是非ご活用ください。

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バスコ・ドラド 中身

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磯崎 舞(スイーツプロデューサー)

乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、フォトグラファー、百貨店の催事を企画する“スイーツプロデューサー”として、スイーツの新たな魅力を引き出し広めている。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える存在の焼き菓子に着目。焼き菓子好きのサークル、焼き菓子の輪をInstagramで展開。