ふっくら、旨みたっぷり。京都老舗の西京焼きは他とは違う特別な味わいが楽しめる

西京焼き 食卓

秋の味覚と言えば、いも、くり、りんごなどを使ったスイーツが挙げられますが、やっぱり外せないのが「新米」。南北に長い日本では、地域によって収穫時期が多少ずれるため、沖縄では7月頃、北海道や東北では9~10月頃に収穫されていますが、全国的な流通はまさにいまピークを迎えています。

炊きたてほかほかの新米をそのままいただくのももちろん美味しいですが、やっぱり欲しくなるのが“ご飯のお供”。新米をさらに美味しくいただくためには欠かせないですよね。

さまざまなご飯のお供がありますが、おすすめは「西京漬け」。西京味噌独特の甘みとふっくらした食感は、ご飯がついつい止まらなくなる味わいが人気です。自分用としてはもちろん、上品で間違いのない美味しさで、舌が肥えた方や目上の方へのギフトとしても安心して贈ることもできます。

他の西京漬けとはひと味もふた味も違う「蔵みそ漬」

日本全国、美味しい西京漬けはいろいろとありますが、今回ご紹介するのは、1927年(昭和2年)に創業した京都の老舗、京都一の傳が作る「蔵みそ漬」。魚の旨みを最大限に引き出すために作られた特別な味噌床「蔵みそ」を使った西京漬けです。

蔵みそは、京都でも有数の老舗から特別に取り寄せた西京味噌に、伏見の名蔵元が造る本格純米酒や木樽で2年間熟成させた醤油などの上質な伝統調味料を、独自の配合で練り合わせた極上の味噌床です。もちろん、着色料や保存料、うま味調味料といった添加物は一切使用していません。

西京焼き 材料

作り方にもこだわりがあります。丁寧に切り分けた魚を、たっぷりの味噌床で二昼夜以上じっくり漬け込みます。季節や温度、魚の種類や形によって漬け込む時間を変えるなど、それぞれの魚の旨みを最大限に引き出すためにしっかりと手間暇をかけています。これができるのは、老舗ならではの職人技のおかげです。

他の西京焼きとは違う、“別格”の美味しさ

「蔵みそ漬」の中でも特に人気なのが、一切包装の詰め合わせ「嵐山」。味や香り、食感、味噌との相性を徹底的に吟味した、銀だら、さわら、キングサーモン、金目鯛、かれいの5種類が2切れずつ入ったセットで、贈り物としてもよく使われているもの。美味しさはもちろん、個包装されているので冷蔵庫で保存しやすく、冷蔵で7日間、冷凍で60日間も日持ちするのも選ばれるポイントです。

焼き方も簡単。みそを拭き取って、よく揉んだアルミホイルに乗せて、焼く。これだけです。オーブントースター、グリル、フライパンのいずれかを使えば、誰でも簡単に美味しく焼き上げることができます。おすすめは、意外にもオーブントースターだそうですよ。

西京漬け 焼き方

「蔵みそ漬の上手な焼き方」というしおりも付いていますが、ホームページでも丁寧な説明と動画が公開されているので、PCやスマホを見ながらでも焼くことができますし、万が一、しおりがなくなっても大丈夫です。

早速、焼き方に沿ってしっかりと焼き上げると、蔵みその甘い香りがふんわりと鼻をくすぐります(実は焼いているときの香りが特に食欲をそそるのですが、これは焼いている人だけが味わえる特別なお楽しみです)。

ひとくち食べた瞬間、蔵みそによって引き出されたそれぞれの魚の特有の旨みとジューシーな味わい、ふわっとした食感、そして独特の甘みが一度に口の中に広がり、「え!?」とか「あれっ!?」といった言葉が思わず口から突いて出そうになります。そこにあたたかいご飯を頬張ると、まさに至福の一言。そんな驚きのある美味しさが楽しめるのが、この「蔵みそ漬」の西京焼きなのです。

西京焼き 食卓

5種類の中で一番人気は、銀だら。どれを食べるか迷ったら、いや、迷わずともまずはこの銀だらを食べてみてください。しっかりと脂の乗った銀だらを蔵みそに漬けることによって、旨みとコクが数段もアップ。身は肉厚でプリプリなのに、口の中でふわっととろける食感が楽しめます。

何度でも訪れたくなる、京都ならではの佇まいや雰囲気があるお店

京都一の傳は、もともとは京都の西京極で西京漬けの製造や販売を行っていたお店です。その美味しさが評判になるうちに段々と、「焼き立ての美味しい西京漬けを気軽に食べられるお店があったらいいのに……」との声を多く受けるようになったそうです。

そこで気軽に西京焼きを楽しんで欲しいという思いから、「京都の台所」とも言われる錦市場の近くに食事もできる店舗として「京都一の傳 本店」をオープンしました。

一の傳

むくり屋根や一文字瓦、出格子、虫籠窓、露地行灯など、思わず引き込まれるような佇まいのお店は、元々明治に建てられた古い京町家を、安全性を考慮しつつ建て替えたもの。暖簾をくぐると水屋箪笥に坪庭、蔵戸、雪見障子といった、京町家の洗練された意匠や機能美も楽しめます。

四季によってお花や置物など店内のしつらえも変わり、訪れるたびに感じ取れる佇まいや雰囲気が少しずつ違うため、何度でも訪れたくなり、その穏やかさでつい長居をしたくなります。

1階では今回ご紹介した「嵐山」はもちろん、各種蔵みそ漬を人数や予算に合わせて自由に購入できます。2階では西京焼きはもちろん、土鍋で炊いたご飯や秘伝の出汁を使った四季折々の料理が楽しめます。京都散策の合間に立ち寄って一息つきつつ、自宅用やギフトを探してみてくださいね。

西京焼き 食卓