お年賀やおめでたい席など、ハレの日に食べられることが多い食べ物のひとつに、お赤飯をはじめとした「おこわ」があります。栗、山菜、五目、鶏、きのこ、うなぎなどと一緒に炊いて、その旨みをたっぷり含んだ味わいと、もちもちした食感が大好きという人も多いのではないでしょうか。
そんなおこわを、穴子の旨みをたっぷり含んだ醤油で炊き上げ、その上にふっくらと炊き上げられた穴子を乗せ、さらに笹の葉で包んだのが、今回ご紹介する「笹巻き穴子のおこわ蒸し」です。なんとベストお取り寄せ大賞で3年連続部門賞を受賞し、殿堂入りを果たした逸品です。
穴子の旨みが凝縮したもちもちおこわ
笹で包まれ、紐でしばられたその上品な見た目は、ハレの日にぴったり。食べるときに紐をほどく所作までも、上品に見えてしまいます。
その上品さに目を奪われつつ、紐をほどいて笹の葉を開くと、中にあるのは、穴子が乗せられた1~2口程度の大きさのおこわ。この穴子がとても丁寧に乗せられていて、外見だけではなく、中身にまで十分に気が配られていることがわかります。

早速いただこうと思いつまみあげると、軽く香ってくる笹の香りが食欲を刺激します。ひとくち、口に入れると、もっちりとしたおこわとふっくらと炊き上げられた穴子の食感はバランスがとてもよく、また味付けも上品な薄味で、とても満足度の高い一品に仕上げられています。
ちょっと小ぶりかなと思ってしまうのですが、むしろこの大きさであることが、ハレの日にぴったりな上品さをかもしだしています。不思議なことに、実際に食べてみると、量的にはちょうどよいぐらい。それくらい満足感たっぷりの一品です。
そのまま食べてもおいしいのですが、少しあたためたおこわ蒸しに刻んだねぎをぱっぱと乗せ、その上から薄めのだし汁をかければ、味も見た目も最高のお茶漬けとして楽しむこともできます。
お年賀などの急な来客のときにも便利なおこわ
ハレの日やおめでたい日が続くこれからの季節、急な来客もあるでしょう。そんなときでもレンジで1~2分あたためるだけで、おいしいおこわのできあがりなので安心。その上品な見た目に、間違いなく「センスがいい」と思われるはず。
賞味期限は冷凍で約1ヶ月と、思った以上に長持ちするので、常備しておけばきっと重宝しますよ。