
(スイーツプロデューサー)
贈り物や手土産にクッキー缶が人気上昇中。特に最近は、両手におさまるほどの小さなサイズの缶で、価格は1,000円〜2,000円台の、気軽に買って渡しやすいクッキー缶に注目が集まっています。
美味しさだけではなく、見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第24回目は、プティ・クレールの「食いしんぼう缶 2」をご紹介します。
食いしんぼうも大満足!夢のようなクッキー缶
缶を開けるとバターの香りがふわっと漂い、目に飛び込んでくるのは温かみのある愛らしいクッキー。10種類のクッキーが隙間なく詰められていて、宝箱と呼ぶにふさわしい驚きや幸せまでも閉じ込められています。
1番の魅力は「食いしんぼう缶 2」という商品名のとおり、甘い味から塩気のある味、ほろ苦い味、香ばしい味など、多彩なラインナップが揃っているところ。
サクサク軽い歯ざわり、カリッと固め、ホロっと口の中でほどけるものなど食感も様々で食べ飽きません。味や食感のバランスまでも徹底的に考えられているので、もう一枚…あともう一枚…と、ついつい手が止まらなくなってあっという間に完食してしまったほど!10種類のクッキーの中から特にオススメの味を詳しくご紹介します。
シンプルから個性派までバラエティ豊かな味わい
「普通のクッキーがほしい」というお客様からの要望に応えて生まれた「アヒルクッキー」。プティ・クレールでは珍しくナッツやスパイスも加えていないシンプルなプレーンクッキーのため、発酵バターの風味と香りをストレートに感じられます。
「レーズンサンド」に使用しているクッキーと同様の「バターサブレ」。ミルキーなクリームとラムレーズンの味に負けないよう、アーモンドパウダーを加えてリッチな配合にしています。香ばしいアーモンドとバターが風味豊かな味わいです。
「コーヒーのクッキーでこんなにほろ苦いのは初めて!」と驚いたのが「コーヒークッキー」。コーヒーの味わいと砕いたピーカンナッツが相乗効果を生み、ほろ苦さが際立った大人の味わいです。深い余韻が長く続き、食べ終わった後もコーヒーの香りにうっとりしてしまうほど!
「抹茶の苦味に玄米の香ばしさが合うのではないか」と思ったのをきっかけに、玄米茶をイメージして作られた「抹茶クッキー」。玄米がカリッと砕けると香ばしさが広がり、抹茶の濃い旨味と相まって心和む味わいに。「コーヒークッキー」と「抹茶クッキー」は平たい形にすることでカリッと砕け、食感と風味を強調しています。
お酒のおつまみにもなる「トマト&ガーリック」は、トマトの酸味にガーリックと塩気が後を引く味わい。もろもろと崩れる食感は一度食べるとやみつきになります。
そのほかに、「アールグレイ&くるみ」「チョコクッキー」「オレンジクッキー」「サブレ・ナチュール&ショコラ」が入っています。
ちなみに「抹茶クッキー」「バターサブレ」「サブレ・ナチュール&ショコラ」は、「食いしんぼう缶 2」にだけ入っているクッキー。単品では売っていないので、特別感があるのもポイントです。
パステルカラーに心ときめくパッケージ
プティ・クレールのイメージカラーでもある水色を基調にした缶は優しい印象。掛け紙を外すと、お店のロゴが書かれています。シンプル可愛い見た目は幅広い世代に愛されそうですね。
日常に寄り添う心ほどける焼菓子を
「プティ・クレール」は埼玉県さいたま市にある小さなお菓子屋さん。業務用ケーキの製造卸をしている埼玉県戸田市の会社が母体で、2017年5月にさいたま市南浦和に小売店としてオープンしました。
水色の可愛らしい外観に胸の高鳴りを感じながら中へ入ると、ショーケースとカウンターにズラッと並んだお菓子が出迎えてくれます。焼きっぱなしのフィナンシェやマドレーヌ、スコーンなど、なんとその数は50種類ほど!
ドーナツやクリームパンなど曜日限定のお菓子もあり、お店へ行くたびに「今日はどれを食べようかな」と悩む時間も楽しみで仕方がありません!
コンセプトは「日常のお菓子やさん」。たった1個だけでも気兼ねなく買えて、見た目はシンプルに、特別な材料を使うことなく繰り返し食べたくなるようなお菓子を目指しています。そして、おやつとしてだけでなく、朝食やお酒のお供になるようなお菓子も作ることで、大人も子どももお菓子を食べて1日を通して楽しんでほしいという願いが込められています。
人々の日常に寄り添いながら、心にほっとした温かさを灯すプティ・クレール。「あれもこれも食べたい!」という欲張りな願いを叶えてくれるクッキー缶を、ギフトや自分ご褒美用に選んでみてはいかがでしょうか。






















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