
日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第25回目は島根県松江市にあるフレンチトーストの専門店、せるくるより「フレトッツォ」をお取り寄せしました。
マリトッツォはブリオッシュ生地に生クリームが挟まれていますが、こちらは生地がフレンチトースト。想像しただけでとっても美味しそうです。早速ご紹介していきます。
急速冷凍と真空パックでいつでもおいしい
個包装になっており、冷凍便で届きます。せるくるでは最先端の冷凍機械により-40度の冷気で、焼き立てのフレンチトーストを一気に凍結させています。

その後すぐに真空パックにすることで、保存料を使用せずとも1ケ月以上美味しさがキープ出来るとのことです。焼き立ての美味しさがいつでも味わえるのが魅力的ですね。
フレトッツォはパックからお皿に移した状態で約30分の自然解凍、またはお皿にラップをかけ冷蔵庫で4~5時間置き、パンが柔らかくなっていたら食べごろとのこと。とっても簡単でした!

丸くてかわいいフォルムの秘密
フレトッツォはころんとした丸い形をしています。直径は約7.5cmで、見た目もとても可愛いです。

せるくるでは、「フレンチトーストはパンが命」と考え、四角いパンでは角にアパレイユ(パンを浸す卵液)が浸みにくい点から、なんと円筒形のパン型を使用し、天然酵母で丸い食パンを焼き始めたそうです。
フランス語で「丸」はセルクル。店名はお店のシンボルであるこのパンを体現していたのですね。
それでは頂いていきます。
美味しくてしかも無添加な食材を贅沢に使用
まず、甘いクリームのおいしさが口いっぱいに広がります。私は生クリームには得意不得意があるのですが、こちらは大得意でした。上手く例えられず失礼かもしれませんが、おいしいケーキ屋さんの生クリームの味です。生クリームが苦手なお子様も喜んで食べたという声も、お店に届いているそうですよ!
甘さはたっぷり。でも口当たりは軽いんです。濃厚な生乳のおいしさが感じられます。
フレンチトーストの専門店ながら、クリームもこんなにおいしいなんて驚きでした。生クリームは生乳100%使用した、乳脂肪分48%の鳥取県の大山純生クリームだそうです。

そして、フレンチトースト自体は甘すぎず、少しの塩味がこの生クリームにとてもマッチしています。卵の液が細部まで浸み込んでいるのがしっかり感じられます。そのため食感はクリームの軽さとパンのしっとりさで、とても口当たりが柔らかいです。
たっぷりのアパレイユに18時間も浸しているそうで、パンからも噛むほどに卵や牛乳、バターの味わいが感じられます。丸い形にすることで、こんなにも液を吸うのかと感心してしまいました。
このアパレイユももちろん無添加で、牛乳は木次(きすき)パスチャライズ牛乳、卵は奥出雲の元気卵。バターは大山バターと、個々でもとてもおいしく高品質なものばかりです。
食パンは北海道産小麦、天然酵母と三瓶山の天然水で焼いた、こちらもこだわり抜かれた逸品。
フレトッツォは1つ税別260円なのですが、コスパが良すぎて大変驚いています。
フレトッツォで最高のおうち時間を
甘さたっぷりと先ほど述べましたが、酸味のあるフルーツを挟むことで、甘いものが苦手な方でも楽しめるようになるなと思いました。
私はいちじくを挟んでみましたが、少し甘さが抑えられながらも、生クリームとフレンチトーストとの相性はよく、とても美味しかったです。また、苦めのコーヒーなどにも合いました。
1つで満足感もかなりありますし、アレンジもきくうえ、保存も1か月以上もつ。さらに最高のコスパだと私は感じましたので、家の冷凍庫にいくつか忍ばせておきたいと思いました。

フレトッツォがあれば、おうちでのカフェタイムの質がぐんとあがりますね。お客様も呼べるようになったときには、味も見た目も喜ばれること間違いなしです。
是非このフレトッツォをくつろぎの時間に添えて頂きたいです。