
(スイーツプロデューサー)
秋から冬にかけて旬を迎える林檎。そのまま食べても美味しいですが、パティシエたちによって作り出される林檎のスイーツはさらに味わい深く贅沢感たっぷり!今年は「香り」をテーマにした林檎のパイで、ひと味違った美味しさを堪能してみてはいかがでしょうか。
美味しさだけではなく、見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第36回目は、PIE 314(パイサンイチヨン)の「香るパイ 6個入」をご紹介します。
メリーチョコレートカムパニーによる新たなチャレンジ
「香るパイ 6個入」を手がけるのは、なんとメリーチョコレートカムパニー。チョコレート商品のイメージが強い会社ですが、世界的なショコラティエが監修したクッキーを販売するなど焼菓子にも力を入れています。

商品開発メンバーが、バターや小麦粉、フルーツやスパイスが混ざり合った香りが開発室に充満して幸せな気分になった体験から香りに着目。そこで、香りを主役にしたパイ菓子の新ブランド・PIE 314が2020年12月に新たに生まれました。
個包装の封を切った瞬間から、ふわ〜と漂うスパイスとバターの匂い。その香りに包まれるとゆるゆると心が溶けていき、うっとり夢心地に。スパイスというと「ちょっと苦手…」と抵抗感のある方がいらっしゃるかもしれません。決してツーンと鼻につくクセのあるものではなく、素材の持ち味を輝かせる“魔法のスパイス”として私たちを魅了します。
美味しさを引き出す、3:1:4の黄金比
特にこだわったのは、さっくりしたパイに敷いたアーモンドクリームの配合比。パイ→π(円周率3.14)→「3:1:4の黄金比」と連想したアイディアから、定番商品の「香るパイ 林檎×クローブ」「香るパイ 苺×カルダモン」は、レモンパウダー3:塩1:スパイス4の計算された割合で作られています。

レモンの酸味がフルーツジャムのフレッシュ感を引き出し、塩によって味の立体感をプラス。そこに香りのアクセントとなるスパイスを加えて、さらに奥行きのある味わいに。
スパイスとフルーツが織りなす魅惑のパイ2種
「香るパイ 6個入」は、「林檎×クローブ」と「苺×カルダモン」の2種入り。今までチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ パリ」などに挑戦し、高い技術力や経験値をもつメリーチョコレートカムパニーだからこそ生み出せた素材の組み合わせにご注目ください。
香るパイ 林檎×クローブ
果肉感のある林檎ジャムにクローブ入りアーモンドクリームを重ね、甘い香りと刺激的な風味が広がって奥行きのある味わい。林檎のフルーティーな甘味が際立ち、長い余韻はなんとも甘美!

香るパイ 苺×カルダモン
苺ジャムにカルダモン入りアーモンドクリームを重ね、甘い果実味を感じた後に時間差でピリッとした刺激があり、あと味に爽やかな香りが心地よく広がります。苺だけだと単調で甘すぎになってしまうところ、カルダモンが味の引き締め役に。

さらにパイ生地がサクサクした食感になるようレシピを見直し、2021年10月よりリニューアル発売されたばかり。食感が豊かになり、美味しさがよりアップしました。
香りと幸せを運ぶパイをギフトに
パイの素材感が映えるシンプルなパッケージデザインは、贈る相手やシーンを選ばないのも嬉しいところ。箱を開けると、艶々と輝くフルーツジャムに目を奪われ誰もが心ときめくはず!

スパイスと素材が奏でる繊細な香りを大切な方に届けてみてはいかがでしょうか。