毎日暑さが続き、食欲がわかない、いつもより疲れやすい……気づくと夏バテ状態になっていませんか。夏は水分やミネラルが不足しがちな季節です。そんな時には、柑橘類がぴったり!疲れた身体を元気にしてくれる疲労回復に最適なフルーツです。今回は、その柑橘を使った「コンフィ入りどら焼き」をご紹介します。
「青いレモンの島」特産のフルーツを贅沢に使った和菓子専門店の看板商品
東京の千駄木駅近くの路地裏に店を構える和菓子カフェ「和菓子薫風」は、季節に合わせた旬の食材を直接現地に行って店主自ら選び、農家さんとやり取りしながら仕入れたものを使って、和菓子を作っています。
「コンフィ入りどら焼き」に使用されているフルーツも、店主が瀬戸内岩城島で見つけてきたもの。瀬戸内の青い空と海に囲まれた岩城島では、“採れたて”、“新鮮”な美味しい青いレモンが育ち、またブラットオレンジの稀少な品種、タロッコオレンジも栽培されています。
レモンは防腐剤やワックスを使用せず、水洗いのみで皮まで食べられる新鮮なもの。タロッコオレンジは、果肉の色がとても薄く、甘みが強く、酸味もほどよくあり、濃厚な味です。
この二つの瑞々しいフルーツを贅沢に使ってそれぞれコンフィにし、丁寧にふっくらと炊いた甘さ控えめの北海道の大納言小豆の餡と組み合わせてどら焼きにしています。
フルーツの爽やかな風味とつぶあんの組み合わせが絶妙
レモンコンフィのどら焼きは、口に入れると爽やかなレモンの酸味が突き抜け、苦味もほんのりと感じ、甘い生地と餡とのハーモニーが絶妙。タロッコオレンジコンフィのどら焼きは、コンフィのさっぱりとした甘さが粒餡と合わさり、オレンジの風味が爽やかに広がって、よりいっそう味わい深いどら焼きになっています。
岩城島の大自然の恵みがたっぷり感じられ、お店の名前「薫風」のように、心地よい南風が口の中にふわっと広がるような美味しさです。
そのままでもとても爽やかなどら焼きですが、暑い時期は、冷凍保存したあと、室温で半解凍にして食べてみてください。ふんわりしたどら焼きの皮に、ひんやりとした柑橘の爽やかな香りが際立ち、サクサクとした食感の冷たい餡とマッチして、絶品です。
柑橘の爽やかな酸味が口いっぱいに広がる「コンフィ入りどら焼き」。夏にぴったりの新感覚のどら焼をお好みの食べ方でぜひ味わってみてください。