
明けましておめでとうございます。お正月はいかが過ごされましたか?
寒さもひとしおに凍みるこの時期は、昔から体を温めると言われるものが食べられてきました。お節料理にも使われる黒豆はその代表的なものです。
今回紹介するあんこスイーツは、「黒豆チーズケーキ」という黒豆あんこを使った最中風のチーズケーキです。一度聞いただだけで、なんとも気になってしまう一風変わったあんこスイーツ。めでたい年始のこの時期にぴったりの人気商品です。早速紹介していきましょう!
黒豆あんとチーズケーキの美しい二層構造の最中
まず、その見た目にワクワクせずにはいられません。菊型の最中の皮二枚に、円柱型をした二層構造の黒豆あんとチーズケーキが挟まれ、中がチラリと見える愛らしい姿にドキドキしてしまいます。

ニューヨークチーズケーキのような密度の濃い滑らかなチーズケーキが上層に、丹波種の特性黒豆あんが下層に敷かれています。チーズケーキと黒豆あん、二枚の最中の皮、すべての食感がスムースに三位一体となって、心地よい舌触りを感じさせてくれます。
もちろん、食感だけではありません。見た目とは裏腹に、しっかりとした食べ応えがあります。
ひと口食べてみると、食べ始めはチーズケーキのずっしりとした濃厚でクリーミーな味わいと少しの酸味が口に広がるのですが、後から追いかけてくるように黒豆独特の素朴さとコクが余韻たっぷりに味わえるのです。
チーズケーキと黒豆あんの分量を2:1とすることで、この絶妙な味わいのバランスを演出しています。
素朴ながらに特徴をとらえたシンプルで可愛いパッケージ
黒豆チーズケーキを作るのは、京都府京丹後市の和菓子店「御菓子司あん」です。

夕日ヶ浦木津温泉にある旅館「佳松苑」で販売されるお土産物の和菓子を長年作り続けてきましたが、若い人にも手に取ってもらえるような和洋菓子をとの想いから、黒豆チーズケーキの開発に至りました。
新しい商品開発のチャレンジへのこだわりは、商品の味だけでなく、パッケージにも及んでいます。
パッケージはとても素朴でありながら、商品の特徴をピッタリとらえた素敵なデザインです。黒豆チーズケーキが1箱に1つずつ丁寧におさめられ、4箱で1セットになっています。1箱あたりの大きさは縦7.5cm、横7.5cm、高さ6cmと手のひらに乗るくらいのサイズで、ほぼ立方体のシンプルな形をとっており、ミニマルな印象を受けます。

黒いパッケージラベルには、白抜きの黒豆ロゴイラストと筆文字風で“黒豆チーズケーキ”と書かれています。全体的にスッキリとしたデザインでありながら、和菓子屋が作った商品であることのアイデンティティを強く感じます。
冷凍で届き、保存がきくため、今年の抱負を考えながらじっくり1つずつ味わうのも良いですし、和洋折衷で新感覚のあんこ菓子なので、家族で分け合って食べてもきっと楽しいですよ!