焼く、煮る、締める。いろんな食べ方があり、魚の中でも人気のさば。京都出身の僕としては、生寿司(きずし)がなじみで、これを使った鯖寿司が親しみある食べ方だ。
脂ののったブランドさば「金華さば」の生ハム燻製は、そのどの味わいとも違う、新たなさばの魅力に出会える一品だった。
金華さばは、金華山沖で漁獲され石巻港で水揚げされた大型さばのこと。ほどよい脂肪と旨味が強く、燻製味のさばをたっぷり楽しめる。
食べ方は半解凍後に、スライスしていただく。ひと手間かかった燻製のさば。人は、初めて出会う美味しい味に、思わず声がでる。
一切れ一切れじっくり味わう。日本酒があれば、家に帰ってきて晩酌するのが楽しみに。お茶漬けにするという、贅沢な食べ方もある。
キッチンで、金華さばの燻製をつまみに一杯飲みながら料理をする。
いつもは、妻や子どもに薦めるお取り寄せだが、今回の品は大半がこっそり僕の胃袋に収まってしまった。

滝村雅晴さん
(お取り寄せの達人)
「パパが料理をすることで、家族が幸せになる」世の中づくりのために、日本で唯一の「パパ料理研究家」として、料理教室、メディアでの連載・出演、一澤信三郎帆布コラボエプロン・子供用エプロン販売など、パパ料理の普及・啓蒙活動を行う。ブログ「ビストロパパ ~パパ料理のススメ~」は1600日以上連続更新中。