石川県金沢の、米と水だけで造る純米蔵「福光屋」から誕生した「ITAYA」シリーズ。
福光屋が1990年代より現代の食文化に合う味わいを研究し、2010年からは、シニアソムリエの辻健一氏監修のもと、金沢の有名店でのペアリングイベントなど国内外で50回以上開催。この蓄積したノウハウのもと、自社で酵母の開発から、常温可能な生詰に至るまで、気鋭の杜氏 板谷和彦氏が、満を持して福光屋独自の技術を追求し、味わいの革新に挑戦した杜氏渾身のシリーズです。
その味わいの最大の特徴は、今まで日本酒ではタブーとされていた「酸味」にあり!日本酒もこうなってくると、和食だけでなく、洋食にも合わせやすく、お酒と料理のマリアージュの幅もぐっと広がるもの。
そんな「ITAYA」シリーズの中から、「RICE WINE for WHITE FOODS」をご紹介させていただきましょう。
このコンセプト、およびネーミングは、シニアソムリエの辻氏によるもので、お酒のキレのよい酸味と豊かな旨味は、白身魚や貝類、鶏肉などの‘WHITE FOODS’を素材とした料理によく合う。フードの数々をイラスト化したラベルも、一目で分かりやすく、そして、それがなんともおしゃれではないですか!
お酒は、料理と一緒に頂くと、より美味しくなるもの。お酒について私たちが知りたいのは、スペック以上に、どんな料理と合うのか?ですよね。
ワインは、白ワインは魚に合う、赤ワインはお肉に合うというように、お酒と料理とのマリアージュには分かりやすい、そして周知されているセオリーがあるけど、日本酒はワインに比べるとちょっとわかりにくいかも…… しかし、日本酒もワインの世界の人と手を組んだとたん、このように、料理とのマッチングを分かりやすく示してくれる商品が生まれるわけですよ!
ホワイトがあれば「ITAYA RICE WINE for RED FOODS」というレッドもありますよ! WHITEとREDのダブルで、日本酒と料理のマリアージュを楽しんでくださいね。
きき酒師をはじめ、夫婦カウンセラー・メンタル心理カウンセラー・ 温泉ソムリエなど多数の資格をを持ちエッセイ執筆や講演を行っている。日本酒関連は、講演・イベントの司会・出演。その他、TVや雑誌への出演・コラムの執筆、また、日本酒の会のプロデュース・コーディネートなど、日本酒の魅力を伝える活動は多岐にわたる。