大粒のマスカットを求肥で包んだ共楽堂の「ひとつぶのマスカット」です。昭和54年に誕生してから製法を変えず、熟練の職人が手作業で作っています。フルーティーでみずみずしいマスカットと、薄く包んだ求肥のバランスが絶妙です。
使われているマスカットは、岡山県産の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を朝摘みしたもの。美しいエメラルドグリーンの皮に包まれた果実は、「果物の女王」とも呼ばれ、爽やかな酸味と上品な甘味が特徴です。そんなマスカットに合うように、求肥の甘味は控えめにしているそう。
マスカットを包む求肥は、緑色の皮が透けるほどの薄さ。とはいっても、求肥の存在感はしっかりとあり、もちもちとした弾力を堪能できます。求肥を破るとジューシーなマスカットの実が弾けるのが印象的。常温保存が可能なので、手土産や贈り物にも選ばれています。5~9月ごろまでの期間限定販売の大福なので、お早めに!
口の中に入れると最初に求肥のもっちりした食感と求肥の甘みが口の中に広がります。そしていざ噛むと、求肥の中に包まれている朝摘みマスカットが口の中で弾けて果汁を出し、ジューシーさを感じます。次に口の中に酸味が広がり、求肥の甘さと合わさって最後には甘酸っぱさが口いっぱいに広がるといった三段階の味わいの変化を楽しむことができます。(リザリーさん)
口に含むと、マスカットのジューシーさにびっくり。本当に新鮮なマスカットを口に含んでいる様なんです。そして、まわりの求肥の甘みと合わさった時の、酸味と甘みの絶妙なバランスがなんとも美味しいんです。実は、マスカットの種を取り出すのがわずらわしいな、と感じていたのですが、それより美味しさのほうが勝っていました。(はるチャンさん)