
(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
2019年10月7日。京都に新しいショコラトリーがオープンしました。セゾン ド セツコ京都ショコラトリーは、東西線「京都市役所前」駅を降りてすぐ。老舗旅館や料亭が軒を連ねる通りに佇んでいます。
遠目には、なんのお店かわかりません。料亭か、和小物のお店かな、などと近寄ると、ショコラのお店だとわかります。
「セゾン ド セツコ京都ショコラトリー」は、メリーチョコレートが手がけるチョコレートブランド「セゾン ド セツコ」の新しい店舗。京都という場所をいかし、日本の「四季」をショコラで表すという、ブランドのコンセプト、世界観を体験できます。

「節呼(せつこ)」と書かれた灯の下の暖簾をくぐると、そこはチョコレートの専門店。日本の四季をテーマにした、かわいらしいショコラが並んでいます。

日本の風物詩を描いた、季節限定ショコラ。京都モチーフを描いた「舞妓」「五重塔」などの京都限定ショコラ。お好きなチョコレートを選んでオーダーします。箱詰めしてお土産に。
お茶を点てるようにいただく、ショコラドリンクがおすすめ
10月29日には、カフェスペースがオープンしました。靴を脱いであがります。築100年以上の京都の町屋をいかした日本家屋なので、襖があり、畳があり、小さな中庭も。

おすすめは「茶筅ショコラドリンク」です。砕いたショコラとミルクを、自分の手で茶筅で混ぜて抹茶碗でいただきます。トッピングは、蜂蜜、ラズベリーのフリーズドライ、黒胡椒。

茶筅を使って、あたたかいミルクの中にチョコレート(エクアドル産カカオ66%)を溶かします。やさしい音や、足に伝わる畳の感触がよく、これまでにないショコラドリンク体験になることでしょう。

フォンデュやテリーヌ、ロールケーキなど、ほっとするようなメニューが数種類。

日本の美しいSHIKI(四季/色/式)をショコラで表現する「セゾン ド セツコ」の世界を、まるごと、日本の伝統が根付く京都で体験してください。
静かな店内で、美味しいショコラとともに、日本の美意識を、改めて発見できます。
