ちょっとした女子会やホームパーティなど、1月の“手土産”に迷ったら、ここ数年で、日本でもぐっと身近になった新年のお菓子「ガレット・デ・ロワ」を。“幸運のフェーブ”を誰が当てるか、みんなでちょっぴりドキドキ・ワクワクしながらいただいてみませんか?
フランスでは新年のお祝いに欠かせない「ガレット・デ・ロワ」
「ガレット・デ・ロワ」は、もともとはフランスの伝統菓子。フランスの地方ごとに少しずつ異なりますが、最も親しまれているのは、紙の王冠がのった折りパイにフランジパーヌ(アーモンドクリーム)が入ったパイ菓子。美しい螺旋模様や葉っぱの模様も魅惑的で、食べたことはなくても、「ああ、あれね!」とビジュアルから「知ってる知ってる!」という方も多いのでは?
1月6日、イエス・キリストが神の子として見い出されたという公現祭(エピファニー)の日に食べるという伝統からはじまっていますが、今では2月上旬くらいまでの約1か月間楽しむものに。フランスでは、この時期、パン屋さんやケーキ屋さんで、力作揃いの「ガレット・デ・ロワ」が山積みになっているそう!
「フェーブ」は誰の手に?当たると一年幸福が続きます♪
さて、この「ガレット・デ・ロワ」、もっとも盛り上がるのは、このお菓子のなかにこっそり入っている「フェーブ」がその場の誰に当たるかです♪
「フェーブ」はもともと乾燥した豆(「フェーブ」の意味は空豆)ですが、伝統的には陶器の可愛いお人形、そして最近は、「うっかり陶器を飲み込んでしまうと大変(!)」ということで、マロンなど食べられるアイテムが入っていることも増えてきました。フェーブが当たった人は、紙の王冠を被り、祝福を受けます。その「幸運」は1年間継続するといわれているので、切り分けた「ガレット・デ・ロワ」のどれを選ぶか?で仲間や家族と楽しんでみてくださいね♪
コンテストで優勝した名店の「ガレット・デ・ロワ」

今回のおすすめは、お取り寄せの達人でスイーツコーディネイターの下井美奈子さん推薦のラ・パンセさんの「ガレット・デ・ロワ」。”クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ”が主催する、ガレット・デ・ロワのコンテストで、2005年と2007年の2回スーチアン部門で優勝し、2015年は一般部門三位入賞されている名店です。
▼下井美奈子さんのおすすめコメントより
ラ・パンセのガレット・デ・ロワのパイ生地は、フランス産の小麦粉と発酵バターを使用した折込パイで丁寧に仕上げています。
パイローラーはなく、すべて手折りで仕上げるのが、全さんのすごいところ。デトランプは粉と自然塩、醗酵バター、酢、水のみ。食感はバリッとしていてそのあとパラパラとパイ生地が口の中でほどけていきます。この触感はたまらない。バターの風味も上質。クレームダマンドには粗めに挽いたアーモンドプードルを使用し、シチリア産のビターなアーモンドの香りが広がります。ラム酒がほんのり香るのもたまりません。
アーモンドとパイ生地の味を生かし、余分な風味を一切なくしたシンプルな味わいに感動します。
…いかがでしたか? お友達や家族で集まる機会に、手土産として活用してみてくださいね♪
▼新年に楽しみたい「王様のお菓子」/スイーツコーディネイター・下井美奈子
http://www.otoriyose.net/tatsujin/om0002/9103