
シブーストはフランス発祥のケーキのひとつ。1840年頃、パリの菓子職人だったシブースト氏がカスタードクリームにゼラチンとメレンゲを合わせた「クレーム・シブースト」を考案し、広く愛されたと言われています。
当時のシブーストは、パイ生地にりんごとクレーム・シブーストを重ね、表面をキャラメリゼしたものでしたが、現在では、パイ生地の代わりにタルト生地やスポンジ生地を使ったり、りんごの代わりに季節のフルーツを使ったり、キャラメリゼの代わりにカラメルゼリーがけにしたり……とバリエーションも豊富。
選ぶ楽しさもひとしお、食べる楽しみもひとしおですが、今日は、そんなシブーストの中でもこの時期にぴったりなシブーストをご紹介します!
世界最大級のチョコレートの祭典で金賞2回受賞の名パティシエが作るスイーツ
「好きを仕事に」という想いが込められたLIFE IS PÂTISSIERさんは自由が丘駅から徒歩5分の場所にあるパティスリー。オーナーでもある太田シェフは、世界最大級のチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラで金賞を2回も受賞した名パティシエ。
ショコラと焼き菓子が有名なお店ですが、この時期に食べるなら、季節限定のスペシャリテ、焼き芋のシブーストがイチオシ!
焼き芋のシブーストの大きさは縦17cm×横4.5cm×高さ4cmほど。シックな色あいのパッケージは、シンプルながらも洗練されたデザインで、シブーストの雰囲気にぴったりです!

シブーストは冷凍された状態で届きますので、保管は冷凍庫で。賞味期限は冷凍で10日間。
いただく時は冷蔵庫で2時間ほど解凍しますが、カットは半解凍くらいの状態が切りやすいので、冷蔵庫で30分ほど解凍してからカットするのがおすすめです(解凍しきってからカットする場合は、温めたナイフで切ると綺麗にカットできます)。

互いが互いを引き立て、すべてが「絶妙」
太田シェフは素材の魅力を生かすことを大切にされているそうで、着色料や香料、保存料の類は不使用。
なのでシブーストの材料は、さつまいも、砂糖、生クリーム、卵、アーモンド、小麦粉、りんご、バニラビーンズ、白いんげん、でん粉だけ。たった10個の食材から作られています。
トップのキャラメリゼはパリパリしすぎず、ほんのり香ばしさが香る程度ですが、おかげでシブーストクリームのなめらかさが際立ち、驚くほどなめらか&とろっとろ。

「けしからん美味しさだな」と、びっくりしたところですぐさまやってくるのがさつまいもの濃厚さ。
このシブースト最大のメインとも言えるさつまいも部分は、2種類のさつまいもをブレンドするこだわり。さらにそのさつまいもを窯で焼き上げ、丁寧に丁寧に裏ごししているそう。どうりで味&舌触り共にリッチなワケです。
さらに食べ進めると、濃厚なさつまいもの中にほんのり爽やかさを感じますが、爽やかさの正体は、青森産のりんごジャム。りんごジャムの甘酸っぱい風味はよいアクセントになり、しっとりした生地との相性も抜群。
キャラメリゼ、シブーストクリーム、さつまいも、りんごのジャム……と、食感も味も全然違うものなのに、それぞれが個性を主張しすぎず、けれども素朴すぎず。互いが互いを引き立て、すべてが絶妙な美味しさにまとめられています。もう、ほっぺた落ちまくり!

洗練された都会の美味しさを持つ焼き芋のシブースト。シックなパッケージで、手土産や贈り物にはもちろんのこと、自分へのご褒美にもイチオシ。おやつのQQLが爆上がりすること、うけあいです!
