
かな姐さん
ギョウザと聞いてすぐに思い出すのが3年前に亡くなった実家の父のことで、この父が母の作るギョウザが大好物でした。
食べ物に好き嫌いも無く、出されたものは全て残さず、しかも誰よりも早く食べる父だったのですが、ギョウザの日だけは「おっ!今日はギョウザか!」と、調理中のにおいだけで晩ごはんのメニューを言い当てるのも面白かったし、亡くなって数年経った今でも「げうざげうざ(ギョウザギョウザ)」と子どものようにはしゃいでいた父の姿を懐かしく思い出すことができます。
実家にとってのギョウザの日はいわゆるイベントの日のようで、フライパンで次から次へと焼いては食卓へ運ぶ母に、わたしたち兄妹3人が競うようにして「5個!」「8個!」「10個!」と自分で申請してその数だけ入れてもらうのも楽しかったものです。
結婚してからは自分が家族のためにギョウザを作るようになりましたが、子どもたちが食べ盛りの頃は一度に100個以上作っても足らないほどでしたが、そんな子どもたちもどんどん大きくなり、わたしもなかなか忙しくてギョウザを作る余裕もなくなり、ギョウザはいつしか年に一度くらいしか食卓に登場しない特別な食べ物のようになりつつあったのですが、なんせうちの次女がギョウザ好きで!!!!!!
何が食べたい?と聞けば、カレーかギョウザかステーキ、みたいな子なので、我が家ではギョウザは一から作るよりも手軽にあちこちの評判のお店からお取り寄せするようになりました。
今回送って頂いたのは、そんなわけでギョウザなんです!
大阪は堺にあります、餃子専門店紬刃さんの古墳王餃子です。こちらはその名の通り、堺の古墳をモチーフにした形が特徴になっており、これ見た目が可愛いだけではなく、こうしてフライパンに放射状に並べやすいのがいいですよね。

中までしっかり蒸し焼きにしつつ、最後はきれいな焼き色を付けながら、パリッと仕上げるのがコツ。
焼き立てアツアツを早速頂きます!!

カリッと焼き付けた皮をかじれば、中からあんの水分がじゅわっと溢れます。味付けも決して濃すぎず、お野菜の甘みを生かした優しい自然なお味。
こちらは国産の豚ミンチと国産のキャベツを使用されているそうで、たっぷりのキャベツの甘みとシャキシャキっとした食感がとってもいい!ひとつひとつは大きいけれども、軽い食感なのでいくらでも食べられてしまいそうです。
今回はこちらのギョウザを、焼きではなく水餃子にアレンジしてみました。
「つるんと美味しい水餃子の香味タレ」のレシピ
■材料(1人前)
・古墳王ギョウザ 5個
・青梗菜(食べやすく切る) 1株
・水 150ml
・塩 ひとつまみ
・紹興酒 小さじ1
A
・長ネギ(みじん切り) 15センチ
・生姜(みじん切り)1かけ
・ニンニク(みじん切り)1片
・添付のたれ 2本
・添付のラー油 1本
・酢 大さじ1
※タレは4人分くらいあります
■作り方
1. 鍋に分量の水を沸かし、塩と紹興酒を入れて古墳王餃子と青梗菜を入れ、5分ほどゆでる。

2. その間にAを混ぜて香味タレを作る。

3. 器に1のスープごと盛り、2のタレを適量かける(全部は多いので適量で)。
焼いて食べたときのカリッとじゅわ~も美味しいのですが、水餃子にしたときのつるんともっちり感もまたいいです。スープにも肉だねのうまみが溶け出ているので、スープごと頂けるのでこれ1品でもしっかりおなかも満足しますよ。ギョウザ好きの我が家の次女も大満足だったようです。是非、お試しくださいね。