はじめまして。料理ブロガーの「かな姐」こと、井上かなえと申します。オット1人、子ども3人、犬1匹の6人家族で兵庫県在住、毎日の晩ごはんの献立とその食卓写真の写真をアップし続けて今年の5月でまる13年になります。
この度ご縁がありまして、こちらの「おいしいマルシェ」にて連載を書かせていただけることになりました。新参者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
お豆腐好きも大満足な京都のお豆腐セット
現在高3の真ん中の娘が、まだ幼稚園に通っているころなのですが、幼稚園の母の会の役員をさせていただいていたことがありました。その時に知り合ったママ友とは戦友というか同じ部活の仲間というか、忙しく大変で、でも一生の思い出になるような中身の濃い1年を過ごしたおかげで、それからずっと仲良しです。
子どもたちが小学校へ行くころになると、度々「大人の遠足」と称して季節ごとに京都へ遊びに行き、春は桜を、秋には紅葉を愛でながら湯豆腐を頂き、しばし育児や家事から解放されて女学生に戻ったかのような、そんな楽しいひと時を過ごしたものです。
子どもたちがだんだんと大きくなるにつれてみんな仕事が忙しくなり、なかなか予定を合わせることも難しくなってしまったので、今はもっと近場（近所の居酒屋とか笑）でしか集まれなくなってしまったのですが、わたしにとって京都と言えば、あのみんなで頂いた美味しいお豆腐が思い浮かびます。
そんな懐かしい、美味しい京都のお豆腐を使って、低糖質なランチを作ってみました。
今回頂いた京都のお豆腐はこちら、南禅寺豆腐屋 服部さんの南禅寺とうふのセット『南禅寺御用達セット「禅」』。
セットの内容は、木綿、絹、おぼろの3種類のお豆腐に、最近個人的にハマっているおからも！ それから豆乳が3種類あって、プレーンな豆乳と、抹茶、黒糖が1本ずつ。さらに厚揚げ、飛龍頭、お揚げも入っていました。めちゃ盛りだくさんで嬉しい！
飛龍頭は煮物でいただくことが多いイメージですが、せっかくなので今回はそのまま素材をダイレクトに味わってみることに！ というわけで、アルミホイルの上に乗せてトースターで温めます。外側がカリっとなってくるまで5分くらい様子を見ながら焼いてみました。
お醤油を少しかけて頂きましたが、これ、びっくりするほどめっちゃくちゃ美味しい！中にゆり根や銀杏などの具がごろごろ。お豆腐の生地はムチっと締まっている感じで、一口かじると素朴な大豆の香りがふわっと広がります。また、トースターで温めることで外側がまるで揚げたてのようにカリカリになるので、出来立てを頂いているかのようでまたいい感じ。これはおすすめの食べ方です。
おぼろ豆腐はお塩を添えるだけ。これ、美味し～い！！お塩で正解！豆の優しい甘みが引き立てられます。まるでデザートのような1品です。
そしておからはこちら、低糖質で甘くない柚子胡椒風味のおから煮にしました。
こちらのおからは、おまめ自体の素材が良いので、ほんのり甘く、そしてきめ細やで口当たりの良い上質なおから。調味料をたくさん使わず、素材の味を生かすおから煮がおすすめです。
低糖質◎甘くない柚子胡椒風味のおから煮のレシピ
■材料（8人分くらい）
・おから 200g
・豚ひき肉 100g
・大根（いちょう切り） 300g
・長ネギ（みじん切り） 1本
・ごま油 大さじ1
※A
・水 400㏄
・酒 大さじ2
・塩 小さじ1
・醤油 大さじ2
・柚子胡椒 小さじ1～2
■作り方
1. フライパンにごま油をひいて中火で大根とひき肉を炒める。ひき肉の色が変わって大根がしんなりしてきたら、おからを加えて全体に油が回るように炒め、Aと長ネギを加える。
2. 弱火にして5分ほど炒め、火を止める。柚子胡椒を加えて全体を混ぜる。
■ご注意
清潔な密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存、1週間以内に食べきる。または小分けして冷凍すれば、2週間保存できます。
通常、おから煮にはみりんやお砂糖を使いますが、このおからならそれらを使わずに美味しいおから煮が作れます。みりんやお砂糖は糖質なので、それらを使わずに作れるのでとてもヘルシーです。
お豆腐って近所のスーパーでもそこそこ美味しいものは手に入るのですが、ここまで美味しいものはやはりお取り寄せならではだなぁと、ちょっと贅沢気分を味わわせて頂きました。お豆腐好きの方はぜひチェックしてみてください。
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