私はソフトクリームが大好きなので、外に出るたび&目に入るたびに食べているのですが、今回ご紹介するソフトクリームは、数あるソフトクリームの中でも心に残るソフトクリーム。
ソフトクリームなのに生クリーム不使用&材料は生乳、脱脂粉乳、オーガニックシュガーの3つだけ。なのにびっくりするほど濃厚で、これぞ生乳な味わい!さらにお取り寄せでは難しい「できたてのフレッシュさ」も叶えた唯一無二のソフトクリームです。
たくさんのこだわりが詰まった「きよミルク」
こちらは、あだたらのちちさんの「きよミルク」。ソフトクリームなのに材料はあだたらの生乳と脱脂粉乳、そしてオーガニックシュガーをほんの少しだけというから驚き!
しかし、余計なものを使わない分、代わりに詰まっているのは、たくさんのこだわり。
まず、きよミルクのおおもととなる生乳は、あだたら地域のもの。絞って一日以内の新鮮なものだけを使用し、68℃で30分の低温殺菌をしたもの。
さらにその生乳は、均質化も成分調整もしておらず、手間もかかれば、製品管理も難しいのですが、生乳本来のコクと甘みを感じることができるそう。
そのコクと甘さに寄り添うお砂糖は、自然の力だけで作ったサトウキビを原料とし、収穫して1日以内に加工したオーガニックシュガー。化学合成農薬や化学肥料は不使用。体に優しいのはもちろんのこと、甘さが柔らかく、生乳のコクと甘さを生かすお砂糖です。
これらの材料を4日間かけてトロトロになるまで煮詰め、丁寧に丁寧に作り上げたソフトクリームが「きよミルク」なのです。
ひと手間で作りたて&搾りたての食感を再現
きよミルクを冷凍庫から取り出したら、すぐにいただきたいところですが、せっかくですから作りたて&搾りたての食感を再現してみましょう。
まずは、きよミルクを冷蔵庫に移し30~40分待ちます(急ぐ場合は、室温に10分ほどおくだけでもいいのですが、冷蔵庫のほうがゆっくり温度が伝わっておすすめ)。
少し温度をあげたら、スプーンで空気を含ませるようによく練り、きよミルクがのびるようになったら美味しいサイン!
少し温度をあげて練ることで、カチカチだったきよミルクは、ふわっと。るんるんで口に運べば、そこで待っているのは極上の味とくちどけ。
まず、口に入れた瞬間にひろがるのは生乳の濃さとフレッシュさ。4日間かけてトロトロになるまで煮詰めた生乳は、とても生クリーム不使用とは思えないほど濃厚でミルキー。それでいてフレッシュで、まるで搾りたての生乳のよう。
しかし、その濃さ&フレッシュさに酔いしれる暇もなく、きよミルクはスッと溶け、その溶け方もお見事。びっくりするほどスッと消え、その消え方が気持ちいい!(どんな溶け方?と思うかもしれませんが、本当に気持ちのいい溶け方なんです)
さらに後味は驚くほどあっさりで、食べた後も口の中はさっぱり。確かに濃厚で、確かに甘く、確かにミルキーなのに、スッキリ爽快!
おそらくこれは、ほとんどの方が初めて口にする味。実際、言葉では言い表せない美味しさと感動があり、これを作りあげた技術に感服!
そんなきよミルクですから、美味しさは口コミで広がり、人気は右肩上がり。
対面販売では整理券が配られるほどの人気なのですが、ただ、余計なものを使わない分、取り扱いが難しく、2022年7月現在、対面で買えるのは、二本松市にあるきよミルク工場直売所(土日限定)か、出店するイベントのみ。通販は、findふくしまさんと、みちのくの里 オンラインショップさんのみ。さらに賞味期限は製造から一週間。
え?アイスなのに賞味期限が一週間?と思うかもしれませんが、自然由来のものだけで作られているため、これは仕方のないこと。賞味期限が過ぎたきよミルクは、本来の美味しさを失ってしまいます。
人気がゆえに手に入れることが難しいかもしれませんが、ソフトクリーム好きなら是非一度。極上の味をお試しあれ!