スイーツと言えばフランスを思い浮かべる方も多くいらっしゃると思います。古くからスイーツを愛し、長く深い歴史を持つフランスは、現代においてもスイーツ大国ですし、マカロン、カヌレ、シャルロット、シブースト、クレームブリュレ、フィナンシェ、マドレーヌ……と、数々のスイーツを生み出してくれました。
が、実は、フランスほど数は多くありませんが、日本が生みだした「日本発祥のスイーツ」というものもあります。
誰もが大好きなショートケーキは日本発祥のスイーツですし、老若男女を問わず人気のレアチーズケーキやスフレチーズケーキも日本発祥のスイーツ。そして、私が愛してやまないミルクレープも日本発祥のスイーツ。
だから何。って話ですが、今日は私が大好きな日本発祥のスイーツ、めちゃうまミルクレープを紹介するよ♪って話です。
厳選素材と職人の感覚、2つが揃って初めて完成するミルクレープ
今日ご紹介するのは、栃木県にある「3時の森」さんの「森のクレープ」。一枚一枚手焼きしたクレープに濃厚な生クリームと自家製カスタードを合わせたオリジナルのクリームを重ねた贅沢なもの。ミルクレープと言えばここ!というくらい有名なお店です。
そしてそのミルクレープは、美味しさがゆえにレシピの譲渡を頼まれたり、コラボ企画を相談されることもあるそうですが、すべてお断りしているそう。なぜなら「他店では絶対に作れないから」。
他店では絶対に作れない理由は、素材と作り手。クレープの主原料となる牛乳は、那須高原の良質で新鮮な牛乳。卵は提携している養鶏場から毎朝届く生み立て卵。生クリームは、それらと最も相性の良い北海道産生クリーム。
さらにそれを扱うのは熟練の職人さんであり、季節・温度・湿度などに合わせてレシピを調整。つまりレシピはあってないようなもの。
ミルクレープは、厳選素材と職人さんの感覚、2つが揃って初めて完成し、門外不出のものになっているそう。
そんなミルクレープは冷凍で届くのですが、解凍時間によって食感が変わるのはもちろんのこと、味も変化。
冷蔵庫で6時間解凍すれば、アイスクリームのような食感と控えめな甘さを楽しむことができ、冷蔵庫で12時間解凍すれば、しっとりした食感と程よい甘さを楽しむことができます。
さらに24時間以上解凍すれば、とろけるような食感と濃厚でコクのある風味を楽しむことができ、アイスクリーム派、しっとり派、とろける派、全部大好き欲張り派と4つの派閥が存在するとかしないとか。
オプションのチョコレートプレートでかわいく変身!
そのままのミルクレープはシンプルなイメージですが、子供の誕生日やクリスマスなど、かわいらしさが欲しい時は、チョコプレートのオプションがおすすめ。くまさんは183円、うさぎさんは189円でつけることができ、今回はくまさんをセレクト。
同じパーツでも並べ方によって雰囲気が異なり、どんな顔にするか悩みながら飾るのも楽しいものです。
耳はクレープに挿しこむ感じにすると、いい具合に固定されておすすめです。
カットのコツは「波刃包丁」を「温めて」!
ミルクレープの見せ場と言えば、やはり断面。層の美しさが最大のチャームポイントですので、できるだけ上手にカットしたいもの。
ミルクレープを切る時に使うのは、パン切り包丁などの波刃。なければ、家にある包丁で一番刃渡りの長いものを。それを60~70℃のお湯で温め、布巾で軽く水気を拭き取ってからカット。
ナイフを温めることで生クリームが溶け、ナイフはスッと入り、ピシーっとした断面が生まれます(一度切ったら、刃についたクリームは拭き取り、再び温めてからカットを)。
少し面倒かもしれませんが、これぞミルクレープ!な断面ができておすすめです。