
(スイーツ芸人)
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第39回目は、チーズケーキクッキーサンドをご紹介します。
伝統とモダンが融合したスイーツ
石川県金沢市は、茶の湯文化とともに菓子文化も育まれ、日本三大菓子処とも呼ばれるくらい、お菓子と根強い関係がある土地。ぼくも仕事で訪れる機会が多く、行く度に新たな発見があり、和洋ともにユニークなお菓子に出会えます。
その中で、今回、皆さんにご紹介したいのは「古都美(ことみ)」というお店。
2014年、21世紀美術館の隣りにオープンし、「金沢が持つ美しさ」をコンセプトに、伝統とモダンが合わさったお菓子を手がけられています。
魅力的なお菓子が多いなかで、この夏に新たに誕生した「チーズケーキクッキーサンド」をご紹介します。

こんなクッキーサンド見たこと無い!
「チーズケーキクッキーサンド」は、その名の通り、チーズケーキをクッキーで挟んだつくり。ただ、驚きなのが、チーズケーキだけではなく、なんと水羊羹もサンドしているのです。

いま菓子業界では、多くのお店がチーズケーキを手がけていて、色んなタイプがありますが、水羊羹と合わせたものは初めて出会いました。

バタークッキーは、薄さ3mmの繊細なつくりで、香ばしい風味にさっくりとした食感。
チーズケーキは、ベイクドタイプで、クリームチーズとサワークリーム、そしてクーベルチュールチョコレートも合わせた本格的なつくり。
水羊羹は、北海道産の小豆と石川県白山の天然水を使って炊き上げており、地元の魅力を注ぎ込んでいます。

こだわりの三つのパーツが合わさって、金沢らしい、モダンな和スイーツが完成しました。
金沢の魅力がたっぷり詰まったクッキーサンド
「チーズケーキクッキーサンド」は、全部で三種類のフレーバーの詰め合わせ。

それぞれ和の素材を使ったチーズケーキで作られています。

ゆず
金沢市東部の浅川区でとれた「金沢湯涌ゆず」を使った、爽やかな柚子チーズケーキ。

水羊羹の涼しい味わいに、しっとりとしたくちあたりで、合わせて食べた時の一体感がとてもバランス良かったです。ぼくは、三種類の中で、いちばん好きなフレーバー!
宇治抹茶
京都宇治抹茶を使った、濃厚な抹茶チーズケーキ。

抹茶の持つ渋みも丁寧に仕上げられていて、水羊羹のあんこの甘さとも相性抜群です。和を一番強く感じる味わいで、幅広い年代で好まれそう!
ほうじ茶
加賀棒茶を使った、これぞ金沢という焙じ茶チーズケーキ。

濃厚なチーズケーキの味わいから、焙じ茶の香り高さがしっかりと伝わり、サクッとしたクッキー、水羊羹のしっとりとした口どけにも、上品に絡み合います。金沢らしさをたっぷりと堪能できるつくりです。
柚子味は紅茶を合わせるなど、フレーバー毎に飲み物とのペアリングを試しながら食べるのも楽しそう! パッケージのデザインも素敵なので、贈り物にもぜひ使ってみてくださいね。
ナイスィーツ!
